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「山家集〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

山家集の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
村民らの志も、また愛国抗外心の一原素として強いて咎むべからざるにや。また西行の『山家集』に名高き八上王子《やかみのおうじ》、平重盛が祈死で名高き岩田王子等も、儼....
猿飛佐助」より 著者:織田作之助
載、新古今の五つを加えて、世にいう八代集をはじめ、源実朝卿の金|槐集、西行坊主の山家集、まった吉野朝三代の新葉集にいたるまで、凡そ歌の書にして、ひもどかざるは一....
灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
る。西行を愛していた私が、この時、更に深く彼に傾倒しはじめたのは云うまでもない。山家集を註釈づきでよみはじめた。もののあわれということが、はっきりつかめないまま....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
藤原俊成、隠者文芸、『千載集』、その特色、抒情性の優位、幽玄 四 西行法師、『山家集』、実人生への敗恤と交換した文学精神 五 『新古今集』、その特色、錦繍的妖....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
手ほどきしてくれい。万葉もよいが、いっそこう侘びた草庵の主になってみると、やはり山家集あたりの淡々としたところがよいの」 などといって、離したがらないし、お通....
随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
きたい。 要するに「太平記」は、かつての日本国内の兄弟喧嘩の小説である。今も「山家集」の歌のようにはなれない日本か。 春となる桜の枝は何となく 花なけれども ....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
きものと思へども雪のふる日は寒くこそあれ――の歌は、そのおりの作といわれている。山家集の歌を私は余り好きでないが、この歌は私の愛誦歌のひとつである。 この回の....