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山形
「山形〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
山形の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「自叙伝」より 著者:大杉栄
区劃されて、八軒町という町の方に向いていた。もう一つの僕等の方と隣りの建物には、
山形というやはり少佐か大尉かの家があった。僕の父もその頃は戦地で大尉になっていた....
「春昼」より 著者:泉鏡花
捻じ向けて、惚々と御新姐の後姿を見入ったそうで、指の尖で、薄色の寝衣の上へ、こう
山形に引いて、下へ一ツ、△を書いたでございますな、三角を。 見ている胸はヒヤヒ....
「超人間X号」より 著者:海野十三
いるのを発見した。それは今回の事件のために命令をうけて、この研究所を監視している
山形《やまがた》警部の私服姿《しふくすがた》であった。 「あの男を連れてこよう。....
「宇宙の迷子」より 著者:海野十三
ったのだ。 「ちがうよ、ポコちゃん。あれはオーロラだ。極光ともいうあれだ。そして
山形をしているから、あれは弧状オーロラだよ」 「オーロラ? ははあ、なるほどオー....
「四次元漂流」より 著者:海野十三
」 「あってもなくても幽霊係をつとめるんだ。もっとももう一人補助者として金庫番の
山形君をつけてやろう」 「課長。よろこんで引受けます」 柔道四段の猛者の
山形巡....
「陽炎座」より 著者:泉鏡花
と、急に修羅太鼓を摺鉦交り、どどんじゃじゃんと鳴らす。亀井戸寄りの町中で、屋台に
山形の段々染、錣頭巾で、いろはを揃えた、義士が打入りの石版絵を張廻わして、よぼよ....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
読者は、あの、紫の顱巻で、一つ印籠何とかの助六の気障さ加減は論外として、芝居の入
山形|段々のお揃をも批判すべき無法な権利を、保有せらるべきものであらねばならない....
「発明小僧」より 著者:海野十三
和五年実用新案広告第八八三四号(類別、第九十六類九、飲食物製造機雑)――出願人、
山形市×澄町吹張、伊×長兵衛氏。 この芋焼器の「作用と効果」というのが、実に名....
「春昼後刻」より 著者:泉鏡花
じめた。あしを濡らして遊んでいる。 大きい方は仰向けに母衣を敷いて、膝を小さな
山形に寝た。 磯を横ッ飛の時は、その草鞋を脱いだばかりであったが、やがて脚絆を....
「註文帳」より 著者:泉鏡花
は、件の若い者、捨どんなり。 手を懐にしたまま胸を突出し、半纏の袖口を両方|入
山形という見得で、 「寒いじゃあねえか、」 「いやあ、お寒う。」 「やっぱりそれ....
「三味線の胴」より 著者:上村松園
いますか後家星と言いますか、生え際が角ばっている。普通の女の人は生え際がせまくて
山形になっている。ところが私はその反対に角がたっている。これは私ばかりではなく、....
「西航日録」より 著者:井上円了
クリット大学を訪い、校長サストリー先生に面会し、図書館内を一覧す。午後、妻沼氏(
山形県人)在学の学校にて挙行せる賞品授与式を傍観す。インドは当時晴期にて、毎日快....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
奇巌突立の状、あたかも棒砂糖の形に類す。ゆえにその名あり。あるいはいう、リオ都の
山形は巨人の仰臥するの地勢を有し、凝糖峰はまさしくその足端に当たる。 ここにブ....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
説で印象に残ったものを、自慢話めくが二、三披露してみよう。 その一つは昭和初年
山形県の酒田公会堂で行われた日本農民組合の地主糾弾演説会である。二千人の聴衆を前....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
れが一致団結して訓練第一主義に徹底したのである。明治四十二年末、少尉任官とともに
山形の歩兵第三十二連隊から若松に転任した私は、私の一生中で最も愉快な年月を、大正....