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山徒
「山徒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
山徒の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
、海鯨《くじら》の吼《ほ》ゆる声を出して、三井寺へ往《ゆ》かふとぞ鳴いたりける、
山徒いよ/\これを悪《にく》みて、無動寺《むどうじ》の上よりして、数千丈高き岩の....
「法然行伝」より 著者:中里介山
る可《べ》き処に置き、そのありかを秘密にするということを各々誓いを立てて帰った。
山徒は本意を遂げざることを怒って、尚その遺骸の行方を尋ねているという噂があったか....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
新田右衛門佐義貞 山崎方面、七千騎 脇屋駿河守義助 遊軍、
山徒の僧兵千余人 延暦寺ノ僧、道場坊|宥覚 ほかに若干の舟軍がある。――舟軍....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
堂|文珠楼のあたりまで攪乱して、山門の皇居をさえ脅かしたことすらある。 また、
山徒を買収して、内からそむかせ、一山を混乱のどん底におとすなどの奇略も用いた。が....