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「山棲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

山棲の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
台湾の姿態」より 著者:豊島与志雄
か取除けない。かかる無関心さは徹底的である。 台北にはうまい食物市場がある。江山棲前市場には、毎夜、百以上の屋台店が並んで、鶏肉や魚肉や豚の耳などが豊富にある....
雪代山女魚」より 著者:佐藤垢石
背負い袋に、米と塩を詰めて山へ行こう。深い峡谷を訪ねよう。 渓流魚の一番沢山棲んでいるのは、何といっても日光を中心として東は鬼怒川へ、西は利根川へ流れ出る....
青蛙神」より 著者:岡本綺堂
、嘘じゃ無いでしょう。 中二 嘘じゃ無いかも知れません。ここらには蛙のたぐいは沢山棲んでいますからね。 高田 併し三本足の青い蝦蟆なんぞは滅多に棲んでいないでし....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
はり樹もあれば美しい草花が咲いて居ります。その中には薬草も沢山あり、また麝鹿も沢山棲んで居ります。その夜は雪山の間の巌の中に泊り、その翌十九日もまた同じような道....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
うとして大僧正をねらうというような、野望に燃える学侶たちとはちがうのだから、その山棲みが案外のんびりとしていたろうし、決してまた、世にいう乞食坊主でもなかった。....