山菜[語句情報] » 山菜

「山菜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

山菜の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
れ易いことは明かである。そして吾々は、容易に、主だった所有者階級はたくさんの豚や山菜をヨオロッパの商品と交換したかもしれぬが、他面その家来や奴隷は甚だしく欠乏に....
わが童心」より 著者:佐藤垢石
れからは一層増産に励まんかと、覚悟致し居り候。 末筆ながら御報告申上げたきは、山菜と青果の栄養に育つ、わが子等の姿に御座候、未だ九歳と十一歳の幼年に候え共、男....
木曽御嶽の両面」より 著者:吉江喬松
御飯といっても砂だらけ、御汁といっても煤臭いようで、おまけに塩湯でも飲むようだ。山菜とかいって野生の菜を汁の味にしたものである。その飯はざらざらしていて、如何に....
自力更生より自然力更生へ」より 著者:三沢勝衛
うなものにしても、「しうで」はちょっと栽培は困難のようでございますが、いわゆる「山菜の栽培」を私は強調いたしたいのでございます。もちろんそれも、まずそこの「土地....
澪標」より 著者:外村繁
ば、言えなくもない。 夕の食卓には、私は特に土地で採れるものを所望する。例えば山菜とか、茸とか、川魚とかである。私は初めはビールで、それから日本酒を飲む。私は....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
しばらくすると、権僧正の某というのが現れて、 「ようこそご登山下されました。山菜のみで、なにもお構いできませぬが、どうぞお寛ぎあって――」 と、いんぎんに....
三国志」より 著者:吉川英治
さに語った。 張飛は今さら面目なげに、感嘆してやまなかった。 そして羊を屠り山菜を煮て、その夜も酒宴をひらいた。 けれど関羽は、 「ここに家兄皇叔がおいで....