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「山部〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

山部の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
々良三平君はもとこの家《や》の書生であったが今では法科大学を卒業してある会社の鉱山部に雇われている。これも実業家の芽生《めばえ》で、鈴木藤十郎君の後進生である。....
古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
なるということはちっとも知らないでいました。 その後まもなく、その播磨の国へ、山部連小楯という人が国造になって行きました。するとその地方の志自牟という者が新築....
新版 放浪記」より 著者:林芙美子
ベニと寝ていた。何をやっているのか見当もつかないのだけれど、桜あらいこの空袋が沢山部屋へ持ちこまれる事がある。 「私んとこのパパ、あんなにいつもニコニコ笑ってる....
舗道」より 著者:宮本百合子
産に勤めていた。始めは池内成三という××の大番頭のひきで将来見込みのありそうな鉱山部詰めだった。それがだんだん中軸から遠いところへと勤務を移され、昨年の秋不況と....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
である。なお参考歌には、天武天皇御製に、「その山道を」(巻一・二五)がある。なお山部赤人の歌に、「朝猟に鹿猪履み起し、夕狩に鳥ふみ立て、馬|並めて御猟ぞ立たす、....
次郎物語」より 著者:下村湖人
恵でしてね。ははは。」 第二日目は、報徳部落として全国に名のきこえた、同県の杉山部落の見学だった。杉山部落は、歴史と伝統に深い根をもち、すでに完成の域にまで達....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
も千葉県上総、鳥取県因幡のある地方ではこれで草餅をつくることがある。すなわち上総山部郡の土気地方では、十二月から一月にかけて村の婦女子等が連れ立ってホウコグサの....
金山揷話」より 著者:大鹿卓
金山へ行った。だが、駅に下りた時にはすでに暮色が迫っていて、ただ山裾にひらけた鉱山部落や、山腹あたりに延びている大通洞の輸車路や、雪崩のように傾斜した精錬所の大....
古事記」より 著者:太安万侶
れる。多くは朝鮮を通して、また直接にも。―― この御世に、海部《あまべ》・山部・山守部・伊勢部をお定めになりました。劒の池を作りました。また新羅人《しらぎ....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
連坐して、特に死一等を許され、陵戸にあてて兼ねて山を守らしめ、籍帳を削り除いて、山部連に隷せしむとある。罪科によって官没せられたのであった。かく陵戸は、時として....