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山頭
「山頭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
山頭の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「貧しき人々の群」より 著者:宮本百合子
、村端れの雑木林へ入っていた。 そこには、秋の早い頃から名もない「きのこ」が沢
山頭を出し、稀には「なめこ」が黄色な姿で小さい採集者を、得意の絶頂まで引摺り上げ....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
隕石が山にぶつかった」 カンノ博士の声。正吉は息をのんだ。 隕石のぶつかった
山頭から雪崩のように隕石が崩《くず》れ落ちるのが見えた。どれが隕石やら、月山のか....
「大捕物仙人壺」より 著者:国枝史郎
、紛失したものがないからであった。 19 ちょうど同じ夜の出来事である。 岡
山頭巾で顔を包んだ、小兵の武士が供もつれず、江戸の街を歩いていた。 すると、そ....
「仇討姉妹笠」より 著者:国枝史郎
ら音を立てまいとしてか、車の輪は布で巻かれていた。植木師の風俗も変わっていた。岡
山頭巾で顔をつつみ、半纏の代わりに黒の短羽織を着、股引の代わりに裁着を穿き、そう....
「四国遍路日記」より 著者:種田山頭火
…………………………… ……………………………… 十二月九日 晴。 ――
山頭火はなまけもの也、わがままもの也、きまぐれもの也、虫に似たり、草の如し。 午....
「寝床〔扉の言葉〕」より 著者:種田山頭火
なければならない。彼等に寝床を与えよ。 × 重荷おもくて唄うたふ
山頭火 味取観音堂に於て 松はみな枝垂れて南無観世音 耕畝 久しぶりに掃く垣....