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岩塩
「岩塩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
岩塩の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
の潮風にも水分が尽きてしまって、湿り気のない土の表面が灰色に風化していて、それが
岩塩のように見え、凸凹した緩斜の底に真黒な湖水があろうと云う――それにさも似た荒....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
ちてきた。甜めて見ると唇につうんと辛味を感じた。それでやっと分った。私は砂川から
岩塩の層に落ちこんだのだ。地下水が
岩塩を溶かしてつくる塩の洞窟だ。マヌエラ、あな....
「自然界の縞模様」より 著者:寺田寅彦
の週期性が内在するのでなければこういう現象は起こらないのではないかと考えられる。
岩塩の縞の数から沈積期間の年代の推算をした人もあるが、これにも多くの疑問が残され....
「ビジテリアン大祭」より 著者:宮沢賢治
え、町のはだめだ。さあ諸君みんなどこかしんとした山の中へ行っていい空気といい水と
岩塩でもたべながらこのビジテリアン大祭をやるようにし給え。ここの空気は吸っちゃい....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
盲谷が実際にあるらしいのです。むろんそれは、土地によって高低がちがうでしょうが、
岩塩と、石灰岩層を貫いて流れている。しかも、その大盲谷二万マイルのうえは豊潤な油....
「J・D・カーの密室犯罪の研究」より 著者:井上良夫
つにあったように、石弓から射出されたりなどする。 溶解性の兇器には尚おこの外、
岩塩で作られた弾丸、 血液を凍らして作った凍血弾丸、 なども出て来る。 室外....