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「岩登り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

岩登りの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
単独行」より 著者:加藤文太郎
がなかなか時間がかかる。もちろん三、四月頃の岩に雪が凍りついて真白になったときは岩登りの下手な僕にはとても登れないだろう。槍の頂上、なんとすばらしい眺めよ。あの....
登山の朝」より 著者:辻村伊助
しもない。 岩角には、まだ氷が下がっている。私たちは手袋をはずして、いよいよ|岩登りをはじめた。洞穴のようにえぐれた窓の左をめがけて、雪の急斜に飛び出した岩の....
荒磯の興味」より 著者:佐藤惣之助
は深藍に渦巻いている。適当な巌が出ていると思うと、なかなか道がない、背後の絶壁を岩登りの勢いで降りたり登ったり、又干潮を見計って、少し沖の岩へ渉ったり、とにかく....
黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
ての様子だ。私は頭の中で目の前の岩を相手にして、荐りに手懸りや足懸りを探しながら岩登りの稽古をしていた。いつか中村君や南日君と初めて劒岳へ登った時、前の日に別山....