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岳陽
「岳陽〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
岳陽の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「竹青」より 著者:太宰治
とぱっと飛び立つ。 秋風|嫋々と翼を撫で、洞庭の烟波眼下にあり、はるかに望めば
岳陽の甍、灼爛と落日に燃え、さらに眼を転ずれば、君山、玉鏡に可憐一点の翠黛を描い....
「杜子春」より 著者:芥川竜之介
唱い出しました。 朝に北海に遊び、暮には蒼梧。 袖裏の青蛇、胆気粗なり。 三たび
岳陽に入れども、人|識らず。 朗吟して、飛過す洞庭湖。 二人を乗せた青竹は、間....
「岷山の隠士」より 著者:国枝史郎
大赦があった。 まだ夜郎へ行き着かない中に、李白は罪を許された。 そこで江夏
岳陽に憩い、それから潯陽へ行き金陵へ行った。この頃李白は六十一歳であった。また宣....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
は林や丘を圧するかのごとく、見渡すうちに客を送迎する舟が去来する。中国の旅客よ、
岳陽楼の風景だけを誇らしげにいうなかれ、ありとあらゆる天然の景色はこの楼にあるの....