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「島原半島〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

島原半島の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
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島原の乱」より 著者:菊池寛
上島の北端との間に、大矢野島、千束島などの島が有って、不知火有明の海を隔てて、西島原半島に相対して居るのである。 天正十五年、豊臣秀吉が薩摩の島津義久を征した....
わが血を追ふ人々」より 著者:坂口安吾
。サンタ・マリヤに似た四郎の美貌を利用して天草全島の信徒達を煽動する、一方長崎と島原半島の信徒達に働きかけて同時に反乱を起すなら、九州各地の切支丹武士が合流する....
人狼」より 著者:岡本綺堂
桃山時代の末期、慶長初年の頃。秋も暮れかかる九月なかばの午後。 九州、肥前国。島原半島に近き山村。田原弥三郎の家。藁葺屋根の二重家体にて、正面の上のかたに仏壇....
天草の春」より 著者:長谷健
らしい眺めである。 佐伊津、御領、鬼池を過ぎると、有明海と、早崎海峡をへだてた島原半島が、指呼の間に望まれる。右手の沖合に、瀬戸内海航行の時見覚えのある、屋島....
棚田裁判長の怪死」より 著者:橘外男
。この野原へ出ると、芒や茅の戦いでいる野路の向うに、明神ヶ|岳とか、大内山という島原半島の山々が紫色に霞んで、中腹の草原でも焼き払ってるのでしょうか、赤い火がチ....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
スギナという名称はこの草の形からと解せられている。九州では筑後久留米、肥前の島原半島などでマツナグサ、または松菜ともいう例があり、杉または松に似た菜という意....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
という時の役にしか立たぬものである。 我々がここで考えて見なければならぬのは、島原半島の烏のゴルフの球をくわえに来る技術は、果して児童の悪戯の円い平たい小石ば....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
中の間食を或いはヒナガとも謂うに対して、是をヨナガというのは夜長であろう。肥前の島原半島などでは是をヨナガリとも謂うそうである。妙な言葉であるがその起原は、朝食....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
かどうか。 それにはもう少し瓜の空想の成長して来た順序を考えて見る必要がある。島原半島民話集に載せられている「天人女房」も、すでにまた思い切った笑話化であるが....