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島崎
「島崎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
島崎の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「毛利先生」より 著者:芥川竜之介
た並樹の柳の下を、神田橋《かんだばし》の方へ歩いていた。自分たちの左右には、昔、
島崎藤村《しまざきとうそん》が「もっと頭《かしら》をあげて歩け」と慷慨《こうがい....
「虚構の春」より 著者:太宰治
濃の山々、奥深くにたてこもって、創作三昧、しずかに一日一日を生きて居られた藤村、
島崎先生から、百枚ちかくの約束の玉稿、(このときの創作は、文豪老年期を代表する傑....
「惜別」より 著者:太宰治
岩野|泡鳴というひとも若い頃ここの東北学院に学んで聖書教育を受けたようだし、また
島崎|藤村も明治二十九年、この東北学院に作文と英語の先生として東京から赴任して来....
「創生記」より 著者:太宰治
枚。良心。今ニ見ヨ、ナド匕首ノゾカセタル態ノケチナ仇討チ精進、馬鹿、投ゲ捨テヨ。
島崎藤村。島木健作。出稼人根性ヤメヨ。袋カツイデ見事ニ帰郷。被告タル酷烈ノ自意識....
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
手を胸の上に組んで、とってつけたように笑った。しばらくすると、氏はだしぬけに 「
島崎藤村君が、こないだ国木田独歩君などと一緒に訪ねて来てくれて、久しぶりに大層話....
「理想の女」より 著者:坂口安吾
を表面の字づらの上で読みとり、綴り合せて、一文を草することしか知らないのだから。
島崎藤村や夏目漱石がロマンだなどゝは大間違ひです。彼らは、理想の女を書かうともし....
「学生と生活」より 著者:倉田百三
松心中物、朝顔日記、壺坂霊験記。 樋口一葉 にごりえ、たけくらべ 有島武郎 宣言
島崎藤村 春、藤村詩集 野上弥生子 真知子 谷崎潤一郎 春琴抄 倉田百三 愛と認識との出発、父の心配....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
舟、吉江孤雁、国木田独歩――間もなく茅ヶ崎南湖院に入院――、戸川秋骨先生、それに
島崎藤村先生、
島崎先生は三人のお子を失われてから新片町に移転されましたが、とにか....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
葉舟、吉江孤雁、国木田独歩――間もなく茅ヶ崎南湖院に入院――戸川秋骨先生、それに
島崎先生は三人のお子を失われてから新片町へ移転されましたが、ともかく、そういう方....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
かれはいつも快活であった。 藤村は訪ねて行った二人を、追々に閲歴のさびがついて
島崎家の名物とまでなった、あの素朴な白木の机のそばに引きつけておいて真面目な顔で....
「農民文学の問題」より 著者:黒島伝治
るとはいえない。 ブルジョア文学になると、もっと農民を、ママ子扱いにしている。
島崎藤村の「千曲川のスケッチ」その他に、部分的にちょい/\現れているのと、長塚節....
「明治の戦争文学」より 著者:黒島伝治
って見ると、やはりそこには、戦争と攻撃を詩のようだとした讃美が見られるのである。
島崎藤村については、その渡仏中のことを除いては、いまだ、戦争を作品の中に取扱って....
「文学に現れたる東北地方の地方色」より 著者:佐左木俊郎
もので、そこには何等の色彩――地方色――をも出ていないように思います。私はむしろ
島崎藤村の『松島だより』を執りたく思います。
島崎藤村は、『松島だより』の中で、松....
「反省の文学源氏物語」より 著者:折口信夫
を廻って、社会小説でもなく、家庭小説でもなく、少し種類の異った小説になっている。
島崎藤村などは晩年此に似た問題に触れてはいるが、それ程深くは這入って行かなかった....
「芝、麻布」より 著者:小山内薫
が、ここで私の先輩達が、むかし竜土会というものを開いたのである。 国木田独歩、
島崎藤村、柳田国男、田山花袋、中沢臨川、蒲原有明などという先輩の驥尾に付して武林....