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巌洞
「巌洞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
巌洞の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「遠野の奇聞」より 著者:泉鏡花
類なりや。 またこれも何の書なりしや忘れたり。疾き流れの谿河を隔てて、大いなる
巌洞あり。水の瀬激しければ、此方の岸より渡りゆくもの絶えてなし。一日里のもの通り....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
とを、文字通りに読んでみると、 平潟湾、勿来関(平潟の湾、勿来の関) 石路索廻
巌洞間(石路|索《もと》め廻《めぐ》る
巌洞の間) 怒濤如雷噴雷起(怒濤雷の如く噴....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
光りの肌と、忿怒《ふんぬ》の形相、それは宮本武蔵が刻んだという肥後の国、岩戸山霊
巌洞の不動そっくりの形です。 三十四 室内はこうも張りきった....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
道」に対しては、これでいいと安んじていなかった。六十をこえた後まで、熊本市外の霊
巌洞へ通って坐禅をしたり、燈下に著述をしたり、苦念していたのだった。それは彼にと....