川っ縁[語句情報] »
川っ縁
「川っ縁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
川っ縁の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
しないので、この頃は親子喧嘩が絶えないとのことであった。 「それでもさっきのあの
川っ縁で大根を洗っていたぜ」と、半七は云った。 「まあ、その位のことはするでしょ....
「暴風雨に終わった一日」より 著者:松本泰
ござけ》をやっているときだった。酔い痴《し》れて店をよろけ出ていった仲間の一人は
川っ縁に倒れているし、もう一人は何人《なんぴと》の存在にも無関心で犬の真似《まね....
「十姉妹」より 著者:山本勝治
きにゆらぎ、その都度、触け合った陰影が生物の如く躍った。 藤本が演台に立った。
川っ縁や林で鍛えた声が、二十四にしては朗々として太かった。金色の仏具に反映する柔....
「ダルマ船日記」より 著者:山之口貘
のダルマは、本所緑町一丁目の、製鉄原料問屋鈴木徳五郎商店の専属船だ。いま、商店の
川っ縁で、七、八人の人夫達が、二十五、六貫ずつにまとめられた鉄屑を担いでは、水神....