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川合
「川合〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
川合の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「さようなら」より 著者:田中英光
みるとひどく空しい詰らぬことのように思われたのである。 続いて大学時代。ぼくは
川合という文学の友達から肺病で、「さようなら」され、池田という同じ非合法運動の友....
「鍵屋の辻」より 著者:直木三十五
こそ口惜しけれ、依て残す一言あり、我れ果《はて》ても仏事追善の営み無用たるべし、
川合又五郎が首を手向《たむ》けよ、左なきに於ては冥途黄泉の下に於ても鬱憤止む事無....
「姉川合戦」より 著者:菊池寛
戦、浅井及び織田にては、野村合戦と云う。朝倉にては三田村合戦と云う。徳川にては姉
川合戦と云う。後に徳川が、天下を取ったのだから、結局名前も姉
川合戦になったわけだ....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
当面的な意義を有っていないと考えられるかも知れない。それに較べれば紀平正美博士や
川合貞一博士などの、特に後者の、国宝的反動哲学者の方が、或る意味ではより活動的で....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
な意味で、私は同情を禁じ得ない。 だが大森氏が挙げた「思想善導の哲学」者達――
川合貞一・河合栄治郎・矢内原忠雄・(故)藤井健治郎・の諸教授――は単に一群の、単....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
ことで通過の雪どけを待つ意味の通交の祈願のような気がします。 竹原村大字宮地の
川合平に日本に珍しい枝垂栗の自生地がある。この栗の自生地は他にシナノの某山その他....
「作画について」より 著者:上村松園
秋山喚猿 鈴木松年 秋草 寺崎廣業 水禽
川合玉堂 恩師鈴木松年先生が、自分の上席に入賞した私のために、最大の祝詞を送っ....
「迷彩」より 著者:上村松園
話にならないものでした。 ○ この間ある人の話でしたが、それは東京の
川合玉堂先生の作品のことでした。
川合先生の水墨山水図へ、盛んに松を描き加えたり、....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
存しておったから直接間接種々思想問題にも関係があった次第である。そうしてその間に
川合清丸のように神儒仏三教一致の立場から立論する者もあって思想界もそう単純ではな....
「樹氷」より 著者:三好十郎
に、金太郎君に聞くと、老人と終生仲の良かった、もと農事指導員をやっていたという、
川合壮六という人が三四里はなれた町に健在だと言うので、訪ねて行って、金吾老人の若....
「遠野物語」より 著者:柳田国男
りしが、何の効もなかりしとのことなり。 ○下閉伊郡川井村大字川井、川井はもちろん
川合の義なるべし。 五五 川には川童多く住めり。猿ヶ石川ことに多し。松崎村の川端....
「日本の伝説」より 著者:柳田国男
るなというお誡めで、今に一人としてこれにそむく者はないそうです。 また蒲生郡の
川合という村では、昔この地の領主河井|右近太夫という人が、伊勢の楠原という所で戦....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
り、あえなく閉店のうき目にあった。私は出入りの仲仕兼助の世話で、同じ石炭屋の長谷
川合名会社社長、長谷川忠七氏のもとで働くことになった。給料などは眼中になく商売に....
「梅ちらほら」より 著者:吉川英治
”と呼んで、これを名物と見る人もあり、また自然でないといって、好まない人もある。
川合玉堂氏などは、後者の方である。ついでにいうが、かつてこの地方へ疎開していた朝....
「日本の頭脳調べ」より 著者:戸坂潤
も知れない。それに、洋画で和田英作が漏れているのも少し不公平のようだし、日本画で
川合玉堂の貫禄を見落すことは出来ぬ筈。 処がこうして均衡を保つまでに人を殖やし....