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「川手〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

川手の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
古狢」より 著者:泉鏡花
掘立小屋が三つばかり簗の崩れたようなのがあって、古俳句の――短夜や(何とかして)川手水――がそっくり想出された。そこが、野三昧の跡とも、山窩が甘い水を慕って出て....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
。 これも日本に生れた平民宗教の一つ……金光教の開祖は、備州浅口郡三和村の人、川手文次郎であります。 自分の子供を、先から先からと失って行った文次郎は、その....
光り合ういのち」より 著者:倉田百三
が私はどうしても不満であった。その子を私はいつもかばった。その子の家は川向こうの川手という部落にあり、家の前を西城川という川(郷ノ川の上流)が流れていた。私は放....
塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
荷いで、一方担いではくれませんか」 角「ハア担ぎますべえ」 と泣く/\担いで小川手前まで帰って来ました。家ではお清は角右衞門の帰りが遅いから案じて居ります所へ....
俳人蕪村」より 著者:正岡子規
命婦《みゃうぶ》より牡丹餅《ぼたもち》たばす彼岸かな 短夜《みじかよ》や同心衆の川手水《かはてうづ》 少年の矢数《やかず》問ひよる念者ぶり 水の粉やあるじかしこ....