川門[語句情報] »
川門
「川門〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
川門の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「深夜の市長」より 著者:海野十三
入ってきたのを見ると、つと室の隅に立って僕を手招きした。 「君は辰巳芸者のいる深
川門前仲町の待合街を知っているかネ。ところでそこに紅高砂家という待合がある。そこ....
「運命」より 著者:幸田露伴
の師進んで淮に至る。盛庸防ぐ能わず、戦艦皆燕の獲るところとなり、※と李景隆と、金
川門を守る。燕兵至るに及んで、遂に門を開いて降る。魏国公徐輝祖屈せず、師を率いて....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
、「今夜逢へるかも」という句にあったのだが、この句は、巻十(二〇四九)に、「天漢
川門にをりて年月を恋ひ来し君に今夜逢へるかも」というのがある。 なお、この巻(....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
んずく、福之丞の女寅は団十郎門下で唯一人の女形として漸次にその位地を進め、後に市
川門之助となったのである。その後の春木座は溝口権三郎という人が経営することになっ....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
して釣道楽に韜晦していた。二葉亭はこの両川の薫陶を受けたが、就中古川に親近して古
川門下の顔淵子路を任じていた。その性格の一部が古川に由て作られたのは争われない。....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
大入と称せらる。明治時代における長期興行のレコードなり。 ○五月十二日、五代目市
川門之助死す、五十八歳。江戸以来著名の女形なり。 ○六月、新富座の本建築落成。七....