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巨財
「巨財〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
巨財の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「高島異誌」より 著者:国枝史郎
ではないか! 「偖こそ昨日の老僧は仏菩薩の化身であったよの! 我の貧困を憐み給い
巨財をお授け下されたのであろうぞ! 南無阿弥陀仏」 と思わず知らず、純八は念仏....
「ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
に住んだのかは今年十五歳になるチビ公の知らないところだ、伯父の話ではチビ公の父が
巨財を投じてこの家を建てたのだが、父は政党にむちゅうになってすべての財産をなくな....
「仇討姉妹笠」より 著者:国枝史郎
三つの独楽を、それからそれと手に入れられ、独楽に記されてある隠語を解かれ、淀屋の
巨財の隠し場所を知られ、
巨財を汝に探し出されては、長年その独楽の行方を尋ね、淀屋....
「名人地獄」より 著者:国枝史郎
止めた。そうして彼は考えた。 「銀之丞様も銀之丞様だが、俺の真の目的は、この家の
巨財を奪うことだ。鼓に答えた億万の
巨財! いったいどこにあるのだろう? ポンポン....
「沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
ことが出来、そして都会へ行きついた時雌雄の球の奇蹟によって古代|回鶻人の埋没した
巨財の所在を知ることが出来ると。で今吾らは伝説通りロブノール湖に浮いている。奇蹟....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
元禄の半頃から、西国方面の密貿易仲間は、急激に、数と力を加え、莫大な利をしめて、
巨財をもつと共に、外国製の武器、火薬なども、ひそかに、諸所の島へ貯え出した。 ....