差許す[語句情報] » 差許す

「差許す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

差許すの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
晩のところは、ひとつかんべんしてやって下さいという口上が出てこそはじめて、開門を差許すべきもので、まだこの辺の程度で折れては、今後の見せしめのためにも悪い……と....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
お客に手を握られたのを報告させ、その中からお金持の爺さんを選んで、特にサービスを差許す。そういう旦那が三人あった。 銀一とお志乃は車にのって稼ぎにでる。車夫を....
南国太平記」より 著者:直木三十五
なって、小者達が、もう出入しなくなると、一人の士が、六人に 「明朝まで、ここへ、差許す。早々に処分するよう」 庄吉の、しゃがんでいる出窓の上で、低い話声がした....