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己がじし
「己がじし〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
己がじしの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
とは正月と盆とに年二度の物日である。この日奉公人は主家より一日の暇を与えられて、
己がじし思う方に遊び暮らすのである。かれらの多くはこの安息日を或は芝居に、或は寄....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
荒胆を取られて、そこは百姓の事とて意気地なく忽ちに崩れ立った。こうなると各郡民は
己がじしコソコソ引取って、竹槍などもどこかへ隠して、何知らぬ顔で家に居る。そうし....