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巻末
「巻末〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
巻末の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「路上」より 著者:芥川竜之介
ると、急にさっきの大井の姿が鮮かに記憶に浮んで来たので、早速その小説が載っている
巻末の頁をはぐって見た。と、それは三人称でこそ書いてはあるが、実は今夜聞いた大井....
「女の決闘」より 著者:太宰治
づいて、四十篇くらい、みんな面白そうな題の短篇小説ばかり、ずらりと並んでいます。
巻末の解説を読むと、これは、ドイツ、オーストリア、ハンガリーの巻であることがわか....
「まざあ・ぐうす」より 著者:北原白秋
まい よぼよぼがらすが 一羽地にとまった。 そこでお謡《うた》もちゃんちゃんだ。
巻末に 「マザア・グウス」の童謡は市井《しせい》の童謡である。純粋な芸術家の手に....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ガスの団塊と同様な性質をもっているのである。しかるにラプラスは、彼の『宇宙系』の
巻末において太陽系の進化の器械的説明を試みるに当って以上の考えとは反対に、灼熱し....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
ものあり。本篇は実にこれらの不足を補わんがために起草せしものなれば、付録となして
巻末に添えたり。また昨年一月に「自由主義」と題して五、六日間掲載せしものも読者中....
「葉」より 著者:太宰治
どんなに美しく眼にしみたことか。少年は、しばらくそれをいじくっていたが、やがて、
巻末のペエジにすべての解答が記されているのを発見した。少年は眉をひそめて呟いたの....
「数学と語学」より 著者:寺田寅彦
あっても尊いお経のように思われるかもしれない。そういう傾向はたしかにある。文典の
巻末にある作文や翻訳の例題と同格な応用数学的論文もなくはない。 近ごろ Hei....
「小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」」より 著者:寺田寅彦
十余年前に小泉八雲の小品集「心」を読んだことがある。その中で今日までいちばん深い印象の残っているのはこの書の付録として
巻末に加えられた「三つの民謡」のうちの「小栗判官のバラード」であった。日本人の中....
「呉秀三先生」より 著者:斎藤茂吉
。第二版は明治二十三年十月十日の刊行で、表紙の字が初版よりも少し細くなっており、
巻末に世評一般がのせてあって、その中には『国民の友』記者の評に対する森林太郎先生....
「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」より 著者:佐々木直次郎
ャード等の発音はわが国における従来の慣用に従った。 訳文中の数個の語句について
巻末に簡単な注を付したが、注は一々読まれなくても差支えない。 尚、この原作が献....
「工学博士末広恭二君」より 著者:寺田寅彦
器を各所に据え付けて地盤の固有振動の検出を試みよといったようなことが書いてある。
巻末に貼紙として添付された刷物には、末広君の講演の梗概と著者の Some Aft....
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
ず数種の底本を対照して適当と考えるところに拠る。 星標★を附した箇処の語句には
巻末に註を附して、主として作品の細部または細部の語句をも正確に理解するに必要なこ....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
数理経済学文献と共に、M. T. N. Bacon が英訳したクールノーの訳書の
巻末に I. Fisher が載せた数理経済学文献中に詳かである。この訳書は E....
「駅夫日記」より 著者:白柳秀湖
そのまま立消えになったのが、どうしたのか今配布用の小冊子になって小林の手にある。
巻末には発行所も印刷所も書いてない。 汽車は今|追懐の深い蛇窪村の踏切を走っている。....
「妖怪報告」より 著者:井上円了
・一六号、明治二三(一八九〇)年三月八・一八・二八日、四月八・一八日、六月八日、
巻末、一―二、一―二、一―二頁。....