市川九女八[語句情報] » 市川九女八

「市川九女八〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

市川九女八の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
明治美人伝」より 著者:長谷川時雨
くかい》翁が、男女混合の演劇をくわだてた時に、彼女は千歳米坡《ちとせべいは》や、市川九女八《いちかわくめはち》の守住月華《もりずみげっか》と共に女軍《じょぐん》....
マダム貞奴」より 著者:長谷川時雨
ようのない憂鬱《ゆううつ》を見逃《みの》がさなかったのであろう。 貞奴は、故|市川九女八《いちかわくめはち》を評して、 「あの人も配偶者が豪《えら》かったら、....
市川九女八」より 著者:長谷川時雨
うけいはち》さ。それから、女役者になって岩井粂八、それから市川升之丞、守住月華、市川九女八さ。」 随分とりかえたものさねと、自分のことではないような、淡々とし....
役者の一生」より 著者:折口信夫
というものは、あとにも先にもあんな見事な八橋というものはなかった。それから女役者市川九女八のために書かれた「女大觴」や、源之助自身のために書かれた「赤格子血汐舟....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
名のおんなたちがたくさん現われてから三年目の秋に、彼女はさびしくこの世を去った。市川九女八は日本における女役者の最後であった。 明治三十八年の秋、団十郎三回忌....
明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
○二月、川上音二郎一派は市村座にて「明治四十二年」を上演。男女合同劇を標榜して、市川九女八、市川かつらの女優も出勤。 ○四月十五日、十代目片岡仁左衛門大阪に死す....