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市町村
「市町村〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
市町村の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「山羊髯編輯長」より 著者:夢野久作
るためには鶏の餌箱式の県予算、賽の河原式土木事業の進行状態、掃溜式市政の一般、各
市町村のシミッタレた政治分野、陣笠代議士、同じく県議、ワイワイ市議、それらの動静....
「浴槽の花嫁」より 著者:牧逸馬
もと》を洗い、有無を言わせないところまで突きとめるために、ネイルはじつに四十三の
市町村を飛びまわり、二十一の銀行に日参した。その間面会して供述を取った証人の数は....
「旅愁」より 著者:横光利一
てみてだね、どうも、自分の郷里の県下を健全な方向に発展させるためには、先ず何より
市町村の祭りを大切にして、これを奨励すべきが根本だと思って帰って来たんだよ。農業....
「スモーリヌイに翻る赤旗」より 著者:宮本百合子
、農村ソヴェトのために活動する者としてのはっきりした立場から問いを出している。(
市町村ソヴェトは上級ソヴェトと同様内部に文化部、衛生部、政治部その他専門部をもっ....
「女性の歴史の七十四年」より 著者:宮本百合子
政友民政ともに婦人公民権承認に立ち、この年の一月には婦選デーが催された。しかし、
市町村制改正の政府案から婦人公民権は削除され、当時、公民権賛成議員が多くて政府は....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
いない。まして支配者ブルジョアジーをやだ。だが夫にも拘らず公吏が最近府県会議員や
市町村議員からの各種の不当なる強制に対して、反抗を試みるようになって来たことは、....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
見逃してはなるまい。例えば、東京朝日新聞社の主催で陸軍省の後援による全国優良壮丁
市町村の調査が最近発表されたが、調査の項目は徴兵成績、身長、体重、其他であって、....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
、農民を匡救する代りに、農村自治体の財政を匡救する方向に使われないとも限らない。
市町村議員は何のかんのと云って、之を匡救運動費(?)に使うことも出来るだろう。 ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
のうちに夢みていた。県庁の招待会、首に鎖をからました控え室の接待員、公の舞踏会、
市町村長の祝辞、「知事夫人」たること、そういうものが彼女の想像のうちに渦巻いてい....
「あたらしい憲法のはなし」より 著者:文部省
きるのも、大事な基本的人権ですが、これを「参政権」といいます。國会の議員や知事や
市町村長などを選挙したり、じぶんがそういうものになったり、國や地方の大事なことに....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
各地はボスの勢力下にあり、却々もって撃滅どころの段ではない。代議士、府県会議員、
市町村議員にも多数のボスが登場しているし、ボスでない議員もボス化し、困ったことに....
「米国巡回文庫起源及び発達」より 著者:佐野友三郎
、市税または町税をもって、無料図書館を設くることを得と規定し、その後州立図書館と
市町村立(以下公立と称す)図書館との間に連絡を通し、千八百九十二年以来、学校補助....
「自力更生より自然力更生へ」より 著者:三沢勝衛
る技術家の方々、および直接その崩壊被害のために年々苦難されておられる長野県各地の
市町村長および助役といったような方々で三〇〇余名の会合であった。 会合の場所が....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
会の場所は、琉球、台湾、樺太、朝鮮、小笠原までを合わせ、八十七国、一千五百七十九
市町村に達し申し候。なお今後も余命のあらん限り、引き続き全国各郡残る所なく、周遊....
「空飛ぶ悪魔」より 著者:酒井嘉七
は一篇の詩、または和歌が記されている。この詩、または和歌は、東京――大阪間の一、
市町村附属の飛行場を暗示させる。飛行士はそれを解し、指定された場所に向って、最短....