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布局
「布局〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
布局の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「秋山図」より 著者:芥川竜之介
さに天造《てんぞう》とも称すべきものです。あすこに遠峯が一つ見えましょう。全体の
布局《ふきょく》があのために、どのくらい活《い》きているかわかりません」
今ま....
「想像と装飾の美」より 著者:岸田劉生
がする。ウィリアム・ブレークやシャバンヌなども装飾的だ。ブレークの描く人間の形は
布局の線のための形だ。その表情から来る想像の力をぬかせば。 こういう内容の一部....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
全く板画に則《のっと》りしものとなせり。肉筆画の木板画に及ばざる他《た》の理由は
布局《ふきょく》の点なり。木板画は春信以後その描かれたる人物は必ず背景を有しここ....
「濹東綺譚」より 著者:永井荷風
堤を曲らず、まっすぐに橋をわたって欄干に身を倚《よ》せて見た。 最初「失踪」の
布局を定める時、わたくしはその年二十四になる女給すみ子と、其年五十一になる種田の....