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布袋腹
「布袋腹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
布袋腹の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地中魔」より 著者:海野十三
よいよ勇ましい出陣に移ろうというその時だった。そこへ駈けつけたのは一人の少年と、
布袋腹の巨漢、これはいうまでもなく少年探偵の三吉と珍探偵大辻だった。 「オイ三吉....
「クリスマス・カロル」より 著者:ディケンズチャールズ
いた、果実屋の店は今日を晴れと華美を競って照り輝いていた。そこには大きな、円い、
布袋腹の栗籠が幾つもあって、陽気な老紳士の胴衣のような恰好をしながら、戸口の所に....
「女客一週間」より 著者:豊島与志雄
金持ちの百姓が住んでいた。この金持の百姓には、三人の息子――軍人のセミョーンと、
布袋腹のクラスと、馬鹿のイワンと、外にマラーニャという唖の娘とがあった。軍人のセ....
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
ぐらいの人間になれてたろうと考えたんさ。」 ストライヴァー氏はその年に似合わぬ
布袋腹を揺がせるほどに笑った。「君にして幸運か、シドニー! 仕事にかかるんだ、仕....
「瓜の涙」より 著者:泉鏡花
いた奴をすくりと刺している。 年倍なる兀頭は、紐のついた大な蝦蟇口を突込んだ、
布袋腹に、褌のあからさまな前はだけで、土地で売る雪を切った氷を、手拭にくるんで南....