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帯金
「帯金〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
帯金の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「風流仏」より 著者:幸田露伴
服|裳長く着玉いて駄鳥の羽宝冠に鮮なりしに、某貴族の見られしは白|襟を召て錦の御
帯金色赫奕たりしとかや。夫に引変え破褞袍着て藁草履はき腰に利鎌さしたるを農夫は拝....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
きつ》から万沢を経て身延に詣でて見ると、そこは早や故郷の甲州である。身延の対岸の
帯金村に四十五日を送った後に、故郷の丸畑へ帰ったのが寛政十二年十二月末で、上人の....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
代わりに輪をなした白い大きなモールを上膊《じょうはく》につけてるイギリス兵、銅の
帯金と赤い飾毛とのついた長めの皮の兜《かぶと》をかぶってるハンノーヴルの軽騎兵、....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
郵船《マリチーム》の事務所だった建物へ連れこんだ。 玄関を入ると広いホールで、
帯金のついた大きな木箱やナップ・ザックのようなものが壁際にごたごたと積みあげられ....
「由布院行」より 著者:中谷宇吉郎
る。道具といっても極めて粗末なもので、切出《きりだ》しの小刀とか、鋼《はがね》の
帯金《おびがね》を研《と》いで作った鑿《のみ》位のものであるが、生れ付《つき》凝....