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帰伏
「帰伏〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
帰伏の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
は、われらの心の中に併存する。昔の坊さんは宗論に負ければ袈裟をぬいで相手に捧げ、
帰伏改宗したものと聞くが、今日の人間には思い及ばぬことである。純学術的問題でさえ....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
のであった。 こんな詭計を用いているうちに、一、二年の後には土地の者がみな彼に
帰伏した。彼は遂に乱をおこして、みずから光王と称し、もろもろの官職を設け、長吏を....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
討伐する所|摧靡《さいひ》せざるなし、すなわち四兵を厳にし、華氏城を攻めてこれを
帰伏せしめ、すなわち九億金銭を索《もと》む。華氏国王、すなわち馬鳴菩薩と、仏鉢《....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
も》ぐ為に出て居る秀吉方諸将の手並の程も詳しく承知しては居ぬ。さればと云って今更
帰伏して小田原攻参会も時おくれとなっている、忌々《いまいま》しくもある。切り合っ....
「山の人生」より 著者:柳田国男
轄は、ついに広大なる奥山には及ばなかったのである。海道一帯の平地の民が、山住様に
帰伏する心持は、なんと本社の神職たちが説明しようとも、全く山の御犬を迎えてきて、....
「鳩つかひ」より 著者:大倉燁子
、小父さん!」と喚んだが、なかなか眼を覚まさない、唖の男は両手で頭を抱え床の上に
帰伏しているので、本田はちょっと気をゆるした。帳場に入って主人をゆり起そうと屈む....