常念岳[語句情報] »
常念岳
「常念岳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
常念岳の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「梓川の上流」より 著者:小島烏水
清く、高き、雪の日本アルプス、そのアルプスの一線で、最も天に近い槍ヶ岳、穂高山、
常念岳の雪や氷が、森林の中で新醸《にいしぼ》る玉の水が、上高地を作って、ここが渓....
「日本山岳景の特色」より 著者:小島烏水
げて、人類の起工した大伽藍の荘厳を憶い起させる、穂高岳、霞沢岳、笠ヶ岳、蓮華岳、
常念岳、大天井岳、剣岳などは、いずれも肩幅が濶《ひろ》く胛肉《こうじゅう》隆々と....
「単独行」より 著者:加藤文太郎
地温泉一二・三〇 二月十六日 曇 上高地温泉八・三〇 沢渡二・〇〇 島島七・三〇
常念岳一の沢 鳥川橋から一里ほど登ったところに山番小屋がある。この附近は昨日降....
「槍ヶ岳第三回登山」より 著者:小島烏水
雨で閉じこめられた、赤沢小舎の一夜が明ける。前の日、
常念岳から二の股を下りて、私たちの一行より早く、この小舎に着いていられた冠君は、....
「谷より峰へ峰より谷へ」より 著者:小島烏水
で、私はあわただしく峠の下り道を走って下りた、穂高のうしろに低く聳えた大天井岳と
常念岳が、夕日の照り返しを受けて、萌黄色にパッと明るくなっている、野飼いの牛が、....
「不尽の高根」より 著者:小島烏水
山々は、富士、白山、立山、三|禅定の神社はいうも更なり、日本北アルプスの槍ヶ岳や
常念岳の連山にしてからが、石垣を積み、櫓をあげ、層々たる天主閣をそびやかした松本....
「穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
と広き西穂高岳が、うんと突っ張っている、南方霞岳に対しては、南穂高の鋭峰、東北、
常念岳や蝶ヶ岳を邀うには、屏風岩の連峰、北方の勁敵、槍ヶ岳や大天井との相撲には、....