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常楽
「常楽〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
常楽の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「骨を削りつつ歩む」より 著者:佐左木俊郎
…。 病弱時代 赤十字病院を退院すると私はすぐに、大船《おおふな》の
常楽寺に行って静養する事になった。そこには今村のお嬢さんが絵の稽古|旁々《かたが....
「南地心中」より 著者:泉鏡花
不思議な御縁やな。 思うてみれば、一昨日の夜さり、中の芝居で見たまでは天王寺の
常楽会にも、天神様の御縁日にも、ついぞ出会うた事もなかったな。 一見でこうなっ....
「蠅供養」より 著者:田中貢太郎
を、お寺へ立てたいから、それで集めております」 そして、昨年の秋になってお玉は
常楽寺と云う寺へ両親の位牌を立て、祠堂料として銀七十目を収めたが、その残りの三十....
「首頂戴」より 著者:国枝史郎
匠の感応院を殺したばかりか、お三婆さんをくびり殺し、まだその外に殺人をした。また
常楽院天忠となると、坊主の癖に不埓千万、先住の師の坊を殺したあげく、天一という小....
「或る秋の紫式部」より 著者:岡本かの子
を漕ぐ、浪の音が聞える……あれは聖衆の乗らるる迎えの舟だ。五濁深重の此岸を捨てて
常楽我浄の彼岸へ渡りの舟。櫂を操る十六大士のお姿も、追々はっきり見えて来た。あな....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
雲の去来のうえにあった。
「……与仏有因
……与仏有縁
……仏法僧縁
……
常楽我常
……朝念観世音
……暮念観世音
……念々|従心起
……念々不離....
「山の人生」より 著者:柳田国男
と途中多くの石に当ったけれども、皮膚強くして少しも破れずとまで書いてある。この事
常楽時の栖安軒琳公幼少|喝食の時、崖の下にて打ち殺すをまのあたり見たりといえりと....