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「常置〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

常置の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
宿駅のことを知るには、このきびしい制度のあったことを知らねばならない。これは宿駅常置の御伝馬以外に、人馬を補充し、継立てを応援するために設けられたものであった。....
光と風と夢」より 著者:中島敦
》く、各地方のフォノ(会議)によって決定せられたり。王は世襲に非ず。又、必ずしも常置の位にも非ず。古来此の諸島には、其の保持者に王者たるの資格を与うべき・名誉の....
鬼仏洞事件」より 著者:海野十三
重なる抗議文を発した。 “わが政府は、○○の治安を確立するため、同地に、警察力を常置せんとするものである。之につき、わが警察力は実力をもって、第一に、鬼仏洞を閉....
英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
くらがりの中で手に当った服をすばやく、身につけた。 室から飛びだすと、ネオンの常置灯が、うすぼんやり廊下を照らしていた。 (防空室は、どの階投を下りるのかな)....
妾の半生涯」より 著者:福田英子
問する所ありしかど何故《なにゆえ》か答えなければ、妾の姉婿《しせい》某が県会議員常置委員たりしに頼《よ》りてその故を尋《たず》ねしめけるに、理由は妾が自由党員と....
地方文化運動報告」より 著者:中井正一
」をつづけたのであった。絵の展覧会も、座談会がきっかけで書庫の前に二十点ばかりを常置した。街に出す展覧会の広告が、また、その頃では街に咲く一つの華ともなり、「平....
『七面鳥』と『忘れ褌』」より 著者:佐藤垢石
奥医師が六人打ち揃って、拝診に伺候した。 当時、将軍家の奥医師というのは三十人常置となっていて、毎日六人宛交代して伺候することになっていたのである。家定は、い....
俳優への手紙」より 著者:三好十郎
劇団として普通の平均水準まで行けばである――今わが国に専門的新劇団の三つや四つを常置存続させて行くに足る程の数の観客は存在していることを、僕は断言する。せよとあ....
国際聯盟とは如何なものか」より 著者:新渡戸稲造
ある。これは十ヶ国の代表者によりて構成されている。その内、英、仏、伊、日の四国は常置理事国で、あとの六ヶ国が年々の総会で選ばるるのである。現在の選出理事国は白、....