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幕を上げる
「幕を上げる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
幕を上げるの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
た人物と云えば、かつて一人もなかったのだ。とにかく。序曲が済んだのなら、さっそく
幕を上げることにしてもらおう。なるほど、君が好んで使う唱合戦も、ある意味では陶酔....
「帰途」より 著者:水野葉舟
は倦んで来た。と同時に、睡眠の不足のために頭がふらふらし出した。で、思いついて、
幕を上げると茶店のものを呼んで煙草を持ってこさせた。さて金を払おうとすると、ポッ....
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
子で早口にささやいた、「今わたしは、あなたに何もほのめかす気もありませんし、この
幕を上げるつもりもありませんよ。けれど、はいって御覧なすったら、御自分であすこの....