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幕屋
「幕屋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
幕屋の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
。 宗介天狗の祭礼なのである。 これは毎年の慣例で七月十五日の早朝にご神体の
幕屋がひらかれるのである。そうして黄金の甲冑で体を鎧った宗介様を一同謹んで拝する....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
白昼のよう。前には小流れがあって、背後《うしろ》に山を負うて帆木綿《ほもめん》の
幕屋。 この谷間の、この部分だけは白昼のように明るいけれども、周囲は黒闇々《こ....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
お仮屋に御霊遷がおえたころには、早い夏の夜は明けかかろう。 三人はお仮屋わきの
幕屋の中にひとかたまりになっていると、闇の中を手さぐりしながらそろそろと歩いて来....