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「平らぐ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

平らぐの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
というべし。和歌山県には従来|胡燕《おにつばめ》多く神社に巣くい、白蟻、蚊、蠅を平らぐることおびただし。近来合祀等のためにはなはだしく少なくなれり。熊楠在欧の日....
十二支考」より 著者:南方熊楠
びき》る。また神怒れば、その眼力叢林を剿蕩《そうとう》す。またラー神の眼、諸魔を平らぐるに足るなど信じた。『薩婆多論』に、むしろ身分を以て毒蛇口中に入るも、女人....
十二支考」より 著者:南方熊楠
時山茶の木の槌を忘れ遺《のこ》せしが化けたという。 北欧の古雷神トールが巨鬼を平らぐるに用いた槌すなわち電は擲《なげう》つごとに持ち主の手に還った由で、人その....
十二支考」より 著者:南方熊楠
神来って彼を滅ぼさんとす。一犬たちまち吠えて主人を寤《さ》まし、ヒロ起きて衆敵を平らぐ。ヒロの舟と柁《かじ》、並びにかの犬化して山と石になり、その島に現存すとい....
十二支考」より 著者:南方熊楠
って鬼を殺した。そのごとく大黒の槌はガネサの斧の変作で、厨《くりや》を荒らす鼠を平らぐるが本意とみえる。また現今ヴィシュヌ宗徒の追善用の厨器にガネサを画くなどよ....
国号の由来」より 著者:喜田貞吉
さればこれらの誤解に基づく記事はしばらく措き、その咸享元年に使いを遣わして高麗を平らぐるを賀し、後やや夏音を習いて倭の名を悪み、あらためて日本と号したとのことは....