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平年作
「平年作〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
平年作の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「カインの末裔」より 著者:有島武郎
ましく飛び立って行った。
夏物が皆無作というほどの不出来であるのに、亜麻だけは
平年作位にはまわった。青《あお》天鵞絨《ビロード》の海となり、瑠璃色《るりいろ》....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
上に住む人間全部と共に、この国から取り除かれたと、全く同一である。残余の人々は、
平年作の年には、以前と全く同一の状態にあり、より良くもより悪くもならないであろう....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
富であれば、一般的に、多数の人の結婚を促す結果となり、そしてかかる事情の下では、
平年作の囘起ですらが食物の不足を惹起し得ようからである。 1) Hist. ....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
た時に価格が再び騰貴するのを防止し得たのである。
もしこの二箇年の凶作に続いて
平年作が生じたに過ぎなかったならば、私は、市場には供給過多は起らず、穀物の価格は....
「ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
茂った葉をこいつがすっかり食い荒らしてしまった。それに残存放射能の影響もあり芋は
平年作の十分の一もとれなかった。けれども私らは飢えることを免れた。というのは住民....