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平鍋
「平鍋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
平鍋の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「野分」より 著者:夏目漱石
していると見える。 立って次の間へ這入《はい》る。小さな長火鉢《ながひばち》に
平鍋《ひらなべ》がかかって、白い豆腐が煙りを吐《は》いて、ぷるぷる顫《ふる》えて....
「西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝」より 著者:三遊亭円朝
しないが、これでも些とは資本が入るねえ、古道具屋へ往って、黒い土の混炉が二つ、行
平鍋が六つ、泥の鍋さ、是は八丁堀の神谷通りの角の瀬戸物屋で買うと廉いよ、四銭五厘....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
遊女|黛《まゆずみ》、美貌無双孝心篤く、父母の年忌に廓中そのほか出入りの者まで行
平鍋《ゆきひらなべ》を一つずつ施したり、「わがかづく多くの鍋を施して、万治この方....