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平面図
「平面図〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
平面図の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「千早館の迷路」より 著者:海野十三
し古神君は、迷路の研究に耽っていましたよ。彼は主に洋書を猟って、世界各国の迷路の
平面図を集めていましたが、その数が百に達したといって悦んで私たちにも見せました。....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
が弁証法的だという言葉を吾々は慎まねばならない、と。方法は併し、単に科学の論理の
平面図に於て理解されるばかりではなくて、その科学が如何にして発展するかという歴史....
「ガリバー旅行記」より 著者:スウィフトジョナサン
を書きつけるのでした。それから今度は本を開いて、日や月や星や、そのほか、いろんな
平面図、立体図の名を教えてくれました。先生は、また、楽器の名前と音楽の言葉を、い....
「鶏」より 著者:森鴎外
さんに案内せられて家を見た。この土地の家は大小の違があるばかりで、どの家も皆同じ
平面図に依って建てたように出来ている。門口を這入って左側が外壁で、家は右の方へ長....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
たのである。築城の素養があるといって、それが自慢の一つであった。 各藩の城廓の
平面図に淡彩を施したのが、何十枚となく一綴りにしてあった。これが恐らく父の丹精に....
「あなたも私も」より 著者:久生十蘭
うがいいかもしれない。食堂も、こんなふうに広すぎるのは落着きがない…… 食堂の
平面図がつぎつぎに目にうかぶ……一方をガラス壁にし、新芸術派のチューブの家具を、....
「壁」より 著者:中井正一
して見んとする意志もまたそれみずから変容している。壁が衝立、障壁と転化し、それに
平面図を投げつけることにより、さらにその絵そのものを独立させ、特殊の画布として独....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
も待たされたうえ一段と奥まった部屋へ導かれた。正面の大きな机の向うに、いろいろな
平面図や断面図を背にしてすわっているのは、伍長でもあろうか大将でもあろうか、赭顔....
「雪」より 著者:中谷宇吉郎
ある。骸晶の模範的の形は第40図(11)に示したもので、同図上方は側面図、下方は
平面図である。この結晶は上下両面及び側面から階段状の穴が入りこんでいるような形と....