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年代
「年代〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
年代の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「父」より 著者:芥川竜之介
事はないんだとさ。」
「平野はもっとちゃくいぜ。あいつは試験の時と云うと、歴史の
年代をみな爪《つめ》へ書いて行くんだって。」
「そう云えば先生だってちゃくいから....
「黒衣聖母」より 著者:芥川竜之介
しただけだったのです。
何でも稲見の母親が十《とお》か十一の秋だったそうです。
年代にすると、黒船が浦賀《うらが》の港を擾《さわ》がせた嘉永《かえい》の末年にで....
「温泉だより」より 著者:芥川竜之介
と言うだけのことです。どうかそのつもりで読んで下さい。
何《なん》でも明治三十
年代に萩野半之丞《はぎのはんのじょう》と言う大工《だいく》が一人、この町の山寄《....
「点鬼簿」より 著者:芥川竜之介
へ――本所の芥川家へ泊りに行った。「初ちゃん」はこう云う外出の時にはまだ明治二十
年代でも今めかしい洋服を着ていたのであろう。僕は小学校へ通っていた頃、「初ちゃん....
「さまよえる猶太人」より 著者:芥川竜之介
の中で、最も古いのは、恐らくマシウ・パリスの編纂したセント・アルバンスの修道院の
年代記に出ている記事であろう。これによると、大アルメニアの大僧正が、セント・アル....
「弓町より」より 著者:石川啄木
過ぎた。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~ とにもかくにも、明治四十
年代以後の詩は、明治四十
年代以後の言葉で書かれねばならぬということは、詩語として....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
水中に没し、最高の山頂でさえ一五エルレンの水底にあったことになっている。一八七〇
年代のころにこれと全く同様な内容を楔形文字で記した物語が発見され、その中に英雄シ....
「江戸か東京か」より 著者:淡島寒月
私が子供の時に見たり聞いたりしたことを雑然とお話しようが、秩序も何もありませんよ。その上子供の時の事ですから、
年代などは忘れてしまってる。元治慶応明治の初年から十五、六年までの間です。私が住....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
な、完全な人体は容易に出来上らなかったそうでございます。その順序、方法、又発生の
年代等に就きても、或る程度まで神様から伺って居りますが、只今それを申上げている遑....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
細説を避けたい。兎角この事につきても、人間の工夫発明にかかるものが甚だ多く、長き
年代の間に蓄積されたる附加物が、中心の真理を隠蔽して居る。例えばかの選ばれたる少....
「明治十年前後」より 著者:淡島寒月
明治十年前後の小説界について、思い出すままをお話してみるが、震災のため蔵書も何も焼き払ってしまったので、詳しいことや特に
年代の如きは、あまり自信をもって言うことが出来ない。このことは特にお断りして置き....
「歯車」より 著者:芥川竜之介
を発見していた)一角獣は麒麟に違いなかった。僕は或敵意のある批評家の僕を「九百十
年代の麒麟児」と呼んだのを思い出し、この十字架のかかった屋根裏も安全地帯ではない....
「幸福のうわおいぐつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
伝染病の話をしだしました。ただそれは一四八四年の話でした。参事官はそれを一八三〇
年代はやったコレラの話をしているのだとおもいました。そこで会話は、どうにかつじつ....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
とがあるのを想い起した。それでこの発見か富豪かという問題がファラデーの心に上った
年代はいつ頃であったのか、と考え出した。どうも一八三一、二年の頃であるらしく思わ....
「本所両国」より 著者:芥川竜之介
。―― 僕は生れてから二十歳頃までずっと本所に住んでいた者である。明治二、三十
年代の本所は今日のような工業地ではない。江戸二百年の文明に疲れた生活上の落伍者が....