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幸いする
「幸いする〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
幸いするの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「蒼穹」より 著者:梶井基次郎
事のような煙が起こるのを見た。それは日のよくあたる風の吹く、ほどよい湿度と温度が
幸いする日、杉林が一斉に飛ばす花粉の煙であった。しかし今すでに受精を終わった杉林....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
でもその面影《おもかげ》の全面を上へ向けなければなりません。そこへ、なおこちらに
幸いすることには、月光が上から照らしつけてある上に、その当人の腰にさしていた提灯....
「三国志」より 著者:吉川英治
いた。 「国主の劉表は病重く、近頃の容態はどうやら危篤のようです。これは天が君に
幸いするものでなくてなんでしょう。よろしく荊州を借りて、万策をお計りあれ。それに....