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「幸徳秋水〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

幸徳秋水の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
道標」より 著者:宮本百合子
から立って、明治三十六年十一月という日づけからはじまる日本平民新聞を見て行った。幸徳秋水、堺利彦、西川光二郎、河上清、木下尚江、高野房次郎、沢田半次郎。そのほか....
現代の主題」より 著者:宮本百合子
た。当時大逆事件と呼ばれたテロリストのまったく小規模な天皇制への反抗があらわれ、幸徳秋水などが死刑に処せられた。自由民権を、欽定憲法によってそらした権力は、この....
一九四六年の文壇」より 著者:宮本百合子
ロマンティシズムの要素も、同時代に擡頭した武者小路実篤のヒューマニズムと等しく、幸徳秋水事件の反動として、社会的な人間性の解放を問題とせず、自分たちの生きている....
婦人作家」より 著者:宮本百合子
封建性への抗議をとびこさなかったのは一必然であった。 一九一〇年八月におこった幸徳秋水たちのいわゆる「大逆事件」が、高まる労働運動を封殺して絶対主義権力を守る....
婦人デーとひな祭」より 著者:宮本百合子
とおりである。 一九一〇年といえば、日本の明治四十三年、いわゆる「大逆事件」で幸徳秋水以下三十余名の人々が検挙され、ファーブルの『昆虫の社会』という本まで社会....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
たが、第一のものは日本ブルジョアジーの日常処生訓として解消して了い、第二のものは幸徳秋水氏や大杉栄氏のアナーキズムを通って現在では思想上の支配力を失って了い(こ....
赤旗事件の回顧」より 著者:堺利彦
後、一方には片山潜、西川光二郎、田添鉄二らを代表とする議会政策派があり、一方には幸徳秋水、山川、大杉らを代表者とする直接行動派があった。そして前者は東京で社会新....
死刑の前」より 著者:幸徳秋水
死刑の前幸徳秋水 第一章 死生 第二章 運命 第三章 道徳―罪悪 第四章 半生の回顧 第....
獄中消息」より 著者:大杉栄
、秀湖、西川、山川、守田の諸君によろしく真さんにもよろしく。さよなら。 *幸徳秋水宛・明治四十年九月十六日 暑かった夏もすぎた。朝夕は涼しすぎるほどにな....
生前身後の事」より 著者:中里介山
目に止まっているばかり。画家では芳崖も雅邦も玉章も見知らない、危険人物としては、幸徳秋水と大いに議論をしたことがある、まあそういったようなもので、他にも随分偉い....
明治の戦争文学」より 著者:黒島伝治
/\発展して、戦争は××××的性質を具備した。 戦争開始前、「万朝報」によった幸徳秋水、堺利彦、黒岩涙香等は「非戦論」を戦わした。しかし、明治三十六年十月八日....
入社試験」より 著者:佐藤垢石
こういって、村上さんは自分の室へ行ってしまった。 そうこうしているうちに、幸徳秋水の大逆事件の検挙がはじまった。編集局は猫の手も借りたいほどの多忙である。....
涙香に還れ」より 著者:野村胡堂
り、練達の紳士であり、民間の哲学者であり、そして曾《かつ》ては内村鑑三、堺枯川、幸徳秋水をその羽翼《うよく》の下に抱擁した自由人であったのである。 涙香の小説....
私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
間もなく迎えた明治四十三年の正月、私は三十歳になった。この年は国内では有名な幸徳秋水らの大逆事件があり、またハレーすい星が現われ、外交面では日本が韓国を併合....
それから」より 著者:夏目漱石
いる点に於《おい》て、現代的|滑稽《こっけい》の標本だと思った。平岡はそれから、幸徳秋水と云う社会主義の人を、政府がどんなに恐れているかと云う事を話した。幸徳秋....