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「幼者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

幼者の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ろまん灯籠」より 著者:太宰治
従《ついしょう》に之《これ》努めなければなりませぬ。長幼、序ありとは言いながら、幼者たるもの、また、つらい哉。さて、ラプンツェルは、以上述べてまいりましたように....
」より 著者:太宰治
熱海伊東の温泉地帯もほどなく焼き払われるだろうということになり、荷物の疎開やら老幼者の避難やらで悲しい活気を呈していた。その頃の事だが、或る日、昼飯後の休憩時間....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
時の風にしただけで、ハイカラがっているけれど別にその上の変化はない。しかるに昔は幼者と成年とは非常の変化で、まず生れ落ちた時の産髪は直ちに剃ってしまい、後《うし....
源氏物語」より 著者:紫式部
劣らずぬらす朝の袖かな と歌い、また、「霰雪白紛紛《さんせつはくふんぷん》、幼者形不蔽《えうしやはかたちをおおはず》」と吟じていたが、白楽天のその詩の終わり....