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幽微
「幽微〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
幽微の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「簡潔の美」より 著者:上村松園
能楽の
幽微で高雅な動作、その装束から来る色彩の動き、重なり、線の曲折、声曲から発する豪....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
とを言っただけである。 景彦の姿は遽かにおぼろげになって、遠くかすんで行った。
幽微な雰囲気が、そのあたりに棚引いている。ほのかな陽炎が少しずつ凝集する。物がま....
「太郎坊」より 著者:幸田露伴
意というものはさて測られないものではあると、なんとなく神さまにでも頼りたいような
幽微な感じを起したりするばかりだった。お前が家へ来てからももうかれこれ十五六年に....
「女大学評論」より 著者:福沢諭吉
、至急の急は則ち性慾を恣《ほしいまま》にするの一事にして、其方法に陰あり陽あり、
幽微《ゆうび》なるあり顕明《けんめい》なるあり、所謂浮気者は人目も憚らずして遊廓....