広目天[語句情報] » 広目天

「広目天〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

広目天の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
死者の書」より 著者:折口信夫
養もすまぬのに、人の口はうるさいほど、頻繁に流説をふり撒いていた。あの多聞天と、広目天との顔つきに、思い当るものがないか、と言うのであった。此はここだけの咄だよ....
大和路・信濃路」より 著者:堀辰雄
光線をうけながら、いよいよ神々しさを加えているようだ。 僕は一人きりいつまでも広目天《こうもくてん》の像のまえを立ち去らずに、そのまゆねをよせて何物かを凝視し....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
写実と類型化との手腕において実に優れた傑作である。たとえばあの西北隅に立っている広目天の眉をひそめた顔のごとき、きわめて微細な点まで注意の届いた写実で、しかも白....
五重塔」より 著者:幸田露伴
という句々廼馳の神まで七神祭りて、その次の清鉋の礼も首尾よく済み、東方提頭頼※叉広目天王、南方毘留勒叉増長天、北方毘沙門多聞天王、四天にかたどる四方の柱千年万年....