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庇い立て
「庇い立て〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
庇い立ての前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
いなさったのでござりまするか」 「無論じゃ。無論じゃ。存じていたら身共とて滅多に
庇い立ては出来なかったやも知れぬよ」 「そうでござりましたか。実は御前があ奴の身....
「魔都」より 著者:久生十蘭
や、どうせいわせずには置かねえのだから、器用に言っておしまいなさい。踏絵や山木を
庇い立てしたって一文の得にもなりゃあしねえ。……なア、いい娘だ。ご褒美をあげるか....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
るといったくせに、自由の利かない人間をバッサリなんぞは曲がない」 「いやにお前は
庇い立てするな」 「それや悪党にだって、少しぐらいの慈悲心はあろうじゃないか。ね....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
んでいた。 「や、や。お袖を」 「お袖とは、何を、たれをいうのか」 「怪しからぬ
庇い立てを召さる。いまの女は、悪党の一味として、こよいわれわれが捕縄をもって追跡....