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「序論〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

序論の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
現代日本の開化」より 著者:夏目漱石
て、それじゃア少し伸ばしていただきたいと頼んでおきました。その結果として冒頭だか序論だかに私の演説の短評を試みられたのはもともと私の注文から出た事ではなはだあり....
般若心経講義」より 著者:高神覚昇
、まず題号の解釈をする習慣になっています。で、私も便宜上、そういう約束に従って、序論として、この『心経』の題号について、いささかお話ししておきたいと存じます。 ....
読書法」より 著者:戸坂潤
ではないにしても)。 本書特に後篇はまだ多分に引用に終止する自然弁証法の概説か序論かであって、その限り研究というよりも、可なり権威ある啓蒙と云うべきだろう。す....
比較言語学における統計的研究法の可能性について」より 著者:寺田寅彦
イスランドまでも網の目を広げられる事になってしまうのである。 具体的の例はこの序論においては省略するつもりであるが、ただ自分の意味を明らかにするために、試みに....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
欺される野郎は間抜けで欺す男は罪だ」 本問題の帯の説明はどこへか飛んで、六助の序論はなかなか大したものです。 「それが証拠にはね、女に欺された野郎は、どうにか....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
六・白揚社)、の四つの著書が追加されている〕を参照されたい。 一九三七・一 著者序論 一 現代日本の思想上の諸問題 ――日本主義・自由主義・唯物....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
共に世界観の名でもあることを、最後に注意しておこう。 七 生物学論 一序論 生物学が何であるかを最も好く知っている者は、云うまでもなく生物学者自身....
辞典」より 著者:戸坂潤
である。この同じ思想は、同年フォルベルク(F. K. Forberg)の論文への序論としてフィヒテが書いた「神的世界支配への我々の信仰の根拠に就いて」にも現われ....
獄中消息」より 著者:大杉栄
ていろいろの報告をもたらして来てくれ。その時、左の本持参を乞う。 仏文。経済学序論。宗教と哲学。 英文。イリー著、経済学概論。モルガン著、古代史。個人の進歩....
文学に於ける構想力」より 著者:豊島与志雄
消息は、論文に於ける筋の発展と比較して考察されることが出来る。面白くない論文は、序論から結論に至るまで同一地点に立っていることが多い。中間はただ漫然と平面的に歩....
金銭無情」より 著者:坂口安吾
かく、談と称し話と称するものは、あなたも喋れば、こちらも喋る、両々相談ずるうちに序論より出発して結論に至るもので、いきなり棒をひつぱるみたいに話のシメククリだけ....
白銅貨の効用」より 著者:海野十三
貨の文化的価値を明かにしたものという可く、随って考現学の資料ともなるものである。序論 ここに十銭の白銅貨がある。この効用は如何? と尋ぬれば、 「十銭の品物を....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
もののみを数へてなほ七十余種の多きに及べるを見たり。仏人テイザンの『日本美術史』序論中|左《さ》の一節は興味あるが故に併《あわ》せ訳して左に録す。 欧洲人は....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
いだから初めからお断りしてある。それにどうも挨拶といったところで、私なぞは結論が序論と一緒になってしまうので一言二言いえばいつもそれでおしまいになるのである。 ....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
師部のことはまた別に論述するの要がある。本篇はまずこれら俗法師系統の特殊民研究の序論として、以下柳田君の「毛坊主考」の例にならい、便宜これに属する各種の特殊民中....