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「底企〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

底企の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
ることに可なり成功したように見受けられる。之は当時の平凡な職業的僧侶教授たちの到底企て及ばなかった処であったらしい(但し宇井伯寿教授は例外だったが)。この倫理学....
カン」より 著者:長谷川伸
の私といえども、或る場合には俳句とその俳句の成る事情とが、戯曲とか小説とかで、到底企て及ばない光景を描いているのに頭をさげることが、時どきある。 紅葉山人の『....
転向」より 著者:和辻哲郎
骸」になるはずの頽廃者に過ぎなかった。潰滅よりもさらに烈しい苦痛を忍び、忘却が到底企て及ばざる突破の歓喜を追い求むる者こそ、真に生き真に成長する者と呼ばるべきで....