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底心
「底心〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
底心の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「老妓抄」より 著者:岡本かの子
は重苦しく退屈だが、離れるとなると寂しくなる。それ故に、自然と探し出して貰いたい
底心の上に、判り易い旅先を選んで脱走の形式を採っている自分の現状がおかしかった。....
「鍵屋の辻」より 著者:直木三十五
、背後《うしろ》へ廻った敵に困るし前後へ気を配れば左右が粗になる。というように到
底心を何物にかに留めては、留切れないから、こっちが「無」になってしまって対手を見....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
たた》るほどのものならば、心あっての申込みを拒んだ日にはまた事だ、酔漢といえども
底心《そこしん》のありそうな奴だ、何とか適当の挨拶をしないと引込みが悪かろう、と....