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「店売り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

店売りの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
に住んでいるのは、大吉という煙草屋であった。これも若い独り者で、煙草屋といっても店売りをするのではなく、刻み煙草の荷をかついで、諸藩邸の勤番小屋や中間部屋、ある....
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
しかし、どうも、祖父の家業は、呉服御用という特種なので、もとより、問屋でもなし、店売りでもなく、注文品を、念入りにしつらえて納めるものであったようだ。反物を畳む....
私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
いるから、割合にすると売上高の五分七厘くらいである。この四月は製造高が一二万円で店売りが十三万円ばかり、まあ菓子の売上高としては日本でも指折りの方であろう。これ....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
して少なからず、一年を通ずればその種類が四五十もあった。しかるに飴・菓子・餅類の店売りなるものは、単なる浪費・無駄食いという以上に、右の節日の共同飲食の快楽と厳....
融和問題に関する歴史的考察」より 著者:喜田貞吉
を取ってツルメソと言われたのです。彼らはまた靴や弓箭をも作り、それを自分の小屋で店売りしておりました。それで一つに祇園の靴作りとも言われ、その居所を今に弓矢町と....