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府生
「府生〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
府生の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
沢義章、和歌や能楽に堪能なところからそれを諸人に教えながら古学をひろめたという甲
府生まれの岩崎長世、この二人についで平田派の先駆をなしたのが義髄などだ。当時伊那....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、少なくとも坂本らの知らざるところを知っているらしい。
「そうかなあ、おれは、幕
府生え抜きの旗本だとばっかり信じていたよ、いったい、どこの生れなのだ」
坂本か....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
う》は小粒でもピリッとからい」に背《そむ》かないとうなずかせるものがある。
甲
府生れの豆太郎は、怖ろしい片輪のうえに性来《せいらい》手裏剣に妙を得て、香具師《....
「謡曲と画題」より 著者:上村松園
の御歌合せの御会へのぞみました。 集まる人々には河内の躬恆、紀の貫之、右衛門の
府生壬生|忠岑、小野小町、大伴黒主はじめこの道にかけては一騎当千の名家ばかり――....
「法然行伝」より 著者:中里介山
になった。その宣下状に云う。 太政官符 土佐国司 流人藤井元彦 使|左衛門
府生《さえもんのふしょう》清原武次 従二人 門部《かどべ》二人 ....
「無月物語」より 著者:久生十蘭
てまともな女どもでは気勢があがらない。大臣、参議の思いものや、夫婦仲のいい判官や
府生《ふせい》の北ノ方、得度したばかりの尼君、というふうにむずかしければむずかし....
「放免考」より 著者:喜田貞吉
、「吉記」安元二年(高倉天皇朝)四月二十二日条に、賀茂祭の行列の状を記して、 右
府生紀 兼康 左
府生大江経弘 右志 中原重成 左志 安倍資成 清原季光 ....