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座に堪えない
「座に堪えない〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
座に堪えないの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「星座」より 著者:有島武郎
づけていたし、父はまだ飯にしないので、母も箸を取らずにいたが、清逸は熱感があって
座に堪えないので、軽く二杯だけむりに喰うと、父の自慢の蓬茶《よもぎちゃ》という香....
「伸子」より 著者:宮本百合子
まだはっきりこうと、実際の計画はお立てでないんですな」 伸子は、意気地なさを、
座に堪えないほど自覚しつつ、ありのまま答えるしかなかった。 「手紙で申上げました....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
とか、殺されるとか、そういうことを、わたしは聞くのはいやでございます」 お雪が
座に堪えないほどの心持を、言葉の調子で見て取った弁信は、穏かに、 「悪うございま....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
緒に北国の方へ逃げてしまったのだ! それを聞いて、さしもの気丈なおかみさんが、
座に堪えないほどになっていると、つづいてまたそれを打消す有力なる一説が伝えられて....