座に直る[語句情報] » 座に直る

「座に直る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

座に直るの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
老中の眼鏡」より 著者:佐々木味津三
ます」 「要らぬ。減らせ!」 言下に斥けると、さらに颯爽として言った。 「首の座に直るには供は要らぬ。七八名で沢山ぞ。館に山村、それから道弥、――道弥はおらな....
平家蟹」より 著者:岡本綺堂
玉虫 又しても姉という。そなたとは、すでに縁切っているのじゃ。 (云いつつ悠然と座に直る。与五郎は一と膝すすめて会釈す。) 与五郎 姉上には初めて御意得申す。そ....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
横浜開港などにも関係し、相当、危険な幕を潜った体験を持った人だそうです。 「首の座に直る」ということは悲観の極を一度味わったことのある人ということでありましょう....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
かに席へつく。 「お待ちうけ申しておッた」 盤面の石をサラサラと掃いて阿波守が座に直ると尾について、 「ずいぶん遅いお見えでありました」と、居候の竹屋|三位卿....